ミニボート釣りを始めると何かと色んな装備が欲しくなりませんか?
特に私がミニボート釣りを開始して欲しくなったのが魚探です。
そこで今回は、私が魚探の購入に至った経緯やホンデックス製品を選んだ理由をお伝えしていきたいと思います。
ホンデックスGPSプロッター魚探(HE-601GPⅡ)を選択するまで
2022年の4月にはHE-601GPⅢが発売される予定のようです。液晶ディスプレイとカバーガラスを特殊技術で、貼り付ける事で視認性がUPするそうなので楽しみですね。
そもそも魚探はあった方が良い?
魚探購入の検討をはじめてすぐに私が思ったのは「でも本当に必要かな?」でした。ゴムボート釣りを始めるとボート本体と船外機だけでも結構なお金がかかります。また、今までも遊漁船や知人の船での釣り経験から、魚探の反応が全てではない事を感じていたのも、そう考えた理由の一つです。しかしながら、私が実際に魚探を導入した結果から申し上げると、釣果が上がったのも事実です。魚探の搭載機能にもよりますが、使い方次第で強い味方になると思います。以下では釣果が上がった要因であろうと思われるメリットを含めてお伝えしていきます。
GPS魚探を導入して感じたメリット
地図データ
メーカーや機種にもよりますが、GPSが付いていても地図データが入っていない製品もあります。それに比べ、HE601GPⅡは6万円前後で購入できる商品でありながらも、最初から地図データが入っている事はメリットではないかと思います。特に私はミニボートなので、出航場所は住んでいる県内に留まらず、県外へも足を運びます。その為、初めての場所での釣りにGPSと地図データがあると、釣れそうなポイント等が一目でわかるので本当に助かります。自ら海図を作成する楽しそうな海外製品と購入を迷う事もありましたが、めんどくさがり屋である私には、分かりやすくて簡単なのが一番でした。
ポイントマーク
地図データ上に釣れたポイント等のマークを残す事ができます。勿論回遊魚等ではあまり意味をなさないかもしれませんし、活性状態等の様々な要因に左右されますが、指標としてはとても重要であると私は思っています。同じポイントで釣れる時間帯や、アプローチする仕掛けのデータをとる事で、釣果の向上も期待できます。私の場合は主に真鯛を狙っていますが、同じポイントで何度か挑戦する事で”上がりきる直前の潮で鯛ラバ”等、かなり的を絞って釣果を上げる事ができています。最初は、魚探機能のみの製品を購入しようかとも考えていましたが、やはり頭の中で正確なポイントを多数記憶しておくのは限界があります。12,000ものマークを記憶できる機能は、私にとってオーバースペックのようにも感じましたが、多すぎて困る事はありません。地図データと魚探を同時に見る事ができ、正確なポイントも把握できるので、GPS付の魚探にして正解でした。
目的地を教えてくれる
障害物や島等は自分で確認しながら避けて通る必要はありますが、目的場所を直線距離(最短距離)で案内してくれるので移動時間の節約になります。ただ、今のところ私は2馬力ボートなので行動範囲が狭く、あまり活用できていないのが正直なところですが、元々2馬力からステップアップするかもしれないという願望の元、GPS付の魚探を購入したので、今後の活躍に期待したいと思っています。
時間と潮見表が常に確認できる
スマホは勿論、腕時計でも潮の確認ができる製品はありますが、HE-601GPⅡだと、地図データ・魚探の確認と同時に時間や現在の潮の状況がわかるのでとても助かっています。海上では、釣りや操船等結構忙しいですので時間と潮を確認する為のワンアクションさえも煩わしく感じる事もあります。当たり前でじみな事かもしれませんが、その一手間が無くて良いのは本当にありがたく感じています。また、私は釣りに集中しすぎるあまり、釣れない場所でも長居してしまう事が頻回にあり、『気づいたらもうこんな時間?』なんて事もざらにありました。しかし、GPS魚探を使用し始めてからは、目的の場所や潮の時間を逃す事なく釣りができるようになったので、時間を有効に活用できていると感じます。
ボートの速度がわかる
実用的な意見ではないですが、私は見て楽しんでます。は、半分冗談です。実際には効率良くボートが進んでいるのかを、ボートの速度で確認しています。2馬力ボートは非力なのでスピードも限られている為、船外機のチルト角度や載せる荷物の位置を調整しながら、できるだけ最高速を出せるように目指しています。
HE-601GPⅡの魚探として使用した感想
オート機能
私の場合はGPSに重点を置いていたので、魚探としてはまだまだ使いきれていないと思います。正直なところ、魚の反応や海底の状態がある程度分かれば良いと思っていたので、複雑な機能を使用しなくても満足はできています。オート機能で深度表示や感度調整を自動で行ってくれるので(海面付近が汚れていたりプランクトンの反応等がある場合は手動の方が適しているようです)、難しい操作をしなくても使用できている事が、とてもありがたいと感じています。
魚群アラーム
魚群アラーム設定があります。OFFにもできますし、小さく弱い反応の魚群から大きく強い反応の魚群まで感知する設定や、大きく強い反応の魚群のみを感知させる設定があります。釣れていない時でもアラームが鳴ると気合が入るので、私の場合はモチベーションの維持にも役立っています。
ちなみにベイトが沢山湾内に入ってきている時の魚探の様子です。通常は22ⅿ程の深さがあるのですが、しばらく画像のような深度表示になっていました。
総合的にみて
バランスのとれた製品
ネットショッピングの購入で、ポイント還元もあり実質約6万円で手にする事ができました。色々と調べましたが、GPS地図データ付きでこの機能であれば悪くないと思います。また、コンパクトで持ち運びに重宝します。ただ、他者のレビューに記載がありましたが、画面が小さいと感じる方もおられるようです。確かにもう少しディスプレイが大きいと更に視認性は上がると思いますが、私の場合は元々コンパクトな物を探していたので、邪魔にならない大きさで丁度良く感じています。
HE601GPⅡの詳細を参照される方はこちらのメーカーHPをご覧下さい
最終的にPS-611CNと迷う
最後に迷った製品といえば同じホンデックスのPS-611CNです。この商品の特徴は乾電池8本で使用できる為(バッテリーに繋ぐ事もできます)、さらに持ち運びに特化した商品です。勿論GPS内蔵で地図データも入っており値段もHE-601GPⅡより安価です。では最終的にHE-601GPⅡにした理由を述べると、自船の前方にある地図上の漁礁や浮標などの表示物を立体的に表示することができるオーシャングラフィックモードや、スピードメーターの表示機能がある事、そしてポイントマークの登録数がPS-611CN1,000点に対してHE-601GPⅡは12,000点であった事でした。
ちなみに最新のPS-611CNⅡでは、ディープモードという専用振動子を使用した機能が追加されており、0〜500mの深度まで対応可能ですが(ディープモードではなくても300mまで対応してます)、PS-611CNでは0〜150m深度までの対応だった事もHE-601GPⅡを選んだ理由でした。
でも正直なところ、購入当時にPS-611CNⅡが発売されていたら、そちらを購入していたかもしれません。スピードはメーター表示では無くても画面上で確認できますし、オーシャンモードの使用も最初だけでしたので。
PS-611CNⅡの詳細を参照される方はこちらのメーカーHPをご覧下さい
中古で求めている人も多い
私は新しい商品を購入する際に中古市場を見るようにしています。勿論程度の良い物があればそこで購入する為でもありますが、もし必要なくなった際に売れるかどうかを判断する為でもあります。
実際にホンデックス製品を中古を探してみましたが、どの機種もとても人気のようで、程度の良い製品は結構高値で売れていました。私の場合は今回の購入に満足しているので、当分の間大切にしようとは考えてはいますが、いざとなったら売れるというのは、購入する上での決め手の一つとなりました。
最後に
ホンデックス製品を製造している本田電子は信頼と実績のあるメーカーです。この度購入した製品は、私にとって決して安い買い物ではないのですが、何かあった際に対応してもらえるとういう安心感はとても購入の後押しになりました。また、実際に製品購入後にメールで問い合わせをした事がありますが、丁寧に答えて下さったと記憶しています。(はずかしながら不具合ではなくこちらの勘違いだったのを思い出します(苦笑))
みなさんも魚探を購入する上で色々な条件があると思いますが、今回のお伝えした内容が少しでもお役に立てると幸いです。