我が家のるん太郎は里親募集で出会い一緒に生活するようになってから約8年目を迎えました。
猫の寿命は12年〜18年くらいと聞いていたので、まだまだ一緒に生活できると思っていたのですが、ここのところ大好きだったご飯を食べなくなってしまいました。
元々脊髄損傷や腎臓病の既往がある為、健常な猫ちゃんに比べて寿命は長くはないかと一定の理解はしていたものの、やはり辛いです。
症状
今までは、寝ている私の顔にお尻をくっつける悪臭攻撃や、耳元で死にそうなかすれ声で何度も訴える等、意地でも起こそうとする食欲旺盛ぶりだったのに、徐々に食べる量が減りました。
ご飯クレクレ攻撃が減った事もありましたが、気になったのはカリカリフードを口に入れて咀嚼しようとすると落とすような様子も見受けられました。
その為、対策としてフードを砕いて細かくしてみたりミキサーで粉末にしてみました。
ただ最初は少し食べやすくなったような様子もありましたが、やはり結果としては少し口にしてはすぐに『もう結構です』と言わんばかりにそっぽを向くようになりました。
病院受診の結果
それから手でフードをあげたり回数を細かく増やしたりと工夫はしたものの、ついに朝から一口もフードを口にしない状態になったので、夕方仕事終わってすぐに動物病院に直行しました。
私の見解としては、口腔内の疾患も疑っていたのですが、見てもらった結果全く問題ないとの事!
では猫エイズが発症したのかも尋ねるも、違うようで・・・
老衰?と尋ねるもまだそこまでではなさそうとの回答でした。
明確な原因こそ分からないものの体調が回復する可能性は十分にあるとの事。
老衰や病気で最後を迎えているのであれば、こちらのエゴで無理に食事摂取させるのも可哀そうと私は思うのですが、今回はまだ可能性はあるとの事なので、不安と期待の入り混じった複雑な感情を抑えながら、その日は病院を後にしました。
ただ、受診してとても勉強になったのは、口からの食事を行わなくなると、体内で恒常性を保とうとする働きがおきて、余計に経口摂取が難しくなってくるという事でした。
チャオチュールの存在
高カロリーミルク食もシリンジで無理に口の中に入れる形になるので、できれば何か主体的に食べたくなるような物はないかと模索していたところ、思い出したのが、やはり一番有名なチャオチュールの存在でした。
しかしながら、腎臓病もある事から本来はヒルズのケア食のみで体調管理を行ってきた経緯があり、できればおやつとしても控えたい思いがあったチャオチュールです。
とはいえ、獣医師からも混ぜてでも口からご飯を食べるならその方が良いと言って下さったので早速購入してみる事にしました。
お見せに行くとびっくり、今までネットで決まったフードしか購入してこなかった為、種類の多さに驚きました。
色々と味がある事や、腎臓に配慮したチャオチュールまであるではありませんか!
時代は進化してるんですね~。
早速あげてみると
とりあえずどの味が好みか探る為に色々と試してみる事にしました。
早速スティックを開封!!!
あれ?中身が出てこない。
これ今でも繰り返してしまうのですが、切り口が斜めになると中身が出てこないんです。
私の開け方が下手なんで仕方ないですが、もしかしたら皆さんの中にも同じ経験された方がおられたりして・・・
少し余談が過ぎましたが、実際にあげてみると美味しそうに食べるではありませんか。
食べる量こそ少なかったものの、食事に意欲が見えた事にとても感動しました。
凄いです!いなばペットフードさん!!
本当に命の恩人です。
塩分こそ入ってると思いますが、無添加というのは本当に素晴らしい。
一時期変な薬が入っているのでは?みたいな話も聞いた事がありましたが、大変に申し訳なく思います。
他のフードと比較
他のフードも沢山の種類が出ています。
ペースト状のフードやほぐし身のようなフードもいくつか試しましたが、固形の物はすでに知らん顔してしまうので、ペースト状のフードに絞られました。
そして、ペーストタイプの中で最も重要になったのがフードの柔らかさでした。
指にのせたフードならペロにゃんするのですが、柔らかすぎてもダメ、硬いと今度は口の中にまとわりつくような感じで嫌がります。
しかしながら、チャオチュールなら適度な柔らかさで指の上にのせてもOK、口の中に含んでもすぐに嚥下ができる等、とても考えられたフードだなと感心しました。
その後約一週間が経過
ちなみにるん太郎は圧迫排尿なのですが、8年間の経験から排尿の出やすさの違いに関しては少しの違いでも分かるようになっています。
圧迫排尿だったら餌の事なんて関係ないようにも思えますが、以前にフードをヒルズから別のタイプに変更した途端に、排尿が出にくくなるといった症状になった事があるんです。
何というかその時は匂いにも変化があり、詰まっているような尿の出方をしていた記憶があります。
今回もその事がとても不安で仕方ありませんでしたが、約一週間経過した現在でも詰まるような様子もなく排尿できています。
とは言え今後も注意が必要です。
最後に
結果的にるん太郎はチャオチュールしか自ら口にする事はなくなりました。
今回の対応が正解だったのかは分かりませんが、それでも食べさせられるといった感覚ではなく、少しでも食べたいと思う気持ちを尊重できているのであれば良かったのかなと思っています。
ちなみに色々試した結果、るん太郎の一番の好みは宗田ガツオ味でしたよ。
私もそれぞれ香りを確認しましたが宗田ガツオが一番おいしそうでした。
でもやっぱり腎臓の事を考えると健康維持に配慮されたチュールが良いのかもしれません…
これからもるん太郎が食べたいと思ってくれる限りお世話になりそうです。
以下には楽天、Amazon、Yahooショッピングで腎臓に優しいチャオチュールをリンクさせてみました。Amazonは2種類セットですが、試しに購入してみるには良いかもしれません。