ミニボートユーザーの皆様はボートドーリーをお使いですか?
私はゴムボートユーザーですので、ボートを担ぐ事も多く、最初の頃はドーリーなんて必要ないと思っておりました。
特に、現在私も使用しているBMOのドーリーもそうですが、ジョイクラフト等他社製品も結構値段が高いですし、荷物も増える為、多少の体力消耗は覚悟の上でのりきっていました。
しかしながら、その考えは180°変わり、今では絶対に必要だと感じています。
今回は、ドーリー無し時代を過ごした私が、絶対に使用するべきだと感じた事をお伝えできればと思います。
まっ当たり前の事ばかりなんですが・・・
ドーリーの有無で何が違ってくる?
運搬性
まず皆さんも必ず思う事は、運搬の労力軽減ではないでしょうか?
もうこれはドーリーを使用する理由として一番だと思われます。特に車から出航場所まで遠い場合には、有ると無いとで準備時間に大きな差が出てしまう可能性が高いです。
また、夏だとボート運んでエンジン運んで道具を運んで・・・片付けの往復だけで相当な体力を消耗していました。
セッティングのしやすさ
特にエンジンを取り付ける際に重宝します。ドーリーがない場合、低い位置にエンジンを取り付ける必要がある為、腰への負担が半端ないですし、チルトアップした状態でセットするのも案外大変です。
かといってボートを海面に浮かべて取り付けようとしても、足元は不安定な事もありますし、エンジンを海に落下させてしまったら本当に残念です。
ゴムボートや船外機を守る
私自身は、ドーリーを使用したままでは通れない場所からも出航する事が多かったので、ボートを担ぐ事に抵抗は無かったのですが、このゴムボートや船外機を守るといった利点については、使用してみて本当に良かったと感じています。
今では、担いで砂浜に移動させる場合でも、その後にドーリーを付けて使用しています。
ゴムボートを守る
大袈裟かもしれませんが、接岸時に気を付けていても波等の勢いにのって貝類や角の尖った石等が沢山ある場所に乗り上げてしまう事ありませんか?(勿論場所によりますが)
更に着岸後も波が後ろから何度もボートを押したり引いたりして、ボートの船底に傷がつくなんて事も経験しました。
しかしながら、ドーリーを使用してからは、着岸前にドーリをセットしておく事で、ある程度勢いよく着岸が可能となりました。ドーリーの設置する高さにもよりますが、私の場合は丁度ボート先端の船底が、少し浮いている所で停止しますので安心感が高まりました。
海水の侵入を防ぐ
先のボートを守ると重なりますが、波が打ち付ける海岸等では、ボートが着岸し固定されていると、思った以上に船内に海水が打ち込みます。固定せず岸から少し離して浮かせておくか、しっかりと岸に上げておく必要がありますが、ドーリーの高さがある私のボートでは、余程の大きな波でない限り船内への海水の打ち込みは無くなりました。
ペラを守る
私の場合、ドーリーをセットすると、船外機のペラよりも下にタイヤがくるので、必然的にペラを守ってくれています。特に接岸時は早めにドーリーをセットする事で浅瀬走行でのペラの破損を防ぐ事ができます。
今までも経験上何度か、ドーリーにペラを助けてもらっています。おそらくドーリーが無かったら、ペラの傷だけでなく、中のシャーピンに負荷がかかって破損し、空転等が起きる事態になっていたかもしれません。
BMOドーリー
ドーリーはノーブランド製品やアキレスやジョイクラフト等の有名メーカーの製品まで幅広くあります。
確か、現在アキレスのドーリーはBMO製品を使用していると思いますが、このBMOのドーリーを私も使用しています。
他の製品は使用した事がないのですが、購入前に私なりに考えた結果、BMOドーリーが使いやすいと判断しました。
以下では、BMOドーリーのメリット・デメリットを少しお伝えしたいと思います。
メリット
・ゴムボートを畳む際に生地を傷つける事なく、また、邪魔にならないように解体できる。
・ボートに乗った状態で、ピン等を抜き差ししなくても、持ち手を下方にスライドさせる事で簡単にタイヤの上げ下げが可能。
デメリット
・他の製品もそうですが、結構値段が高い。
・ボート上でも簡単にタイヤの上げ下げはできるが、少し手が海水に浸かる。
最後に
ドーリー自体はとても満足している私ですが、今現在悩んでいるのがバルーンタイヤへの交換です。
ゴムボートやエンジンもパワーUPさせた事もあり、重量も大幅に増加した為、現在使用しているタイヤ幅では砂に埋もれやすく、コンクリート上でなければかなり動かすのがしんどくなりました。
タイヤだけでも1万円半ばはするので、私にとってはかなり痛い出費ですが、ボーナスが入ったら購入して、あらためて使用した感想等をお伝えできればと思います。
ゴムボートにのっておられる方にとっては、当たり前にご存知の内容も多かった事と思いますが、これからゴムボート釣りを始められる方にとって少しでも参考になれば幸いです。