今回はゴムボートに装着できるロッドホルダーを購入してみましたのでご紹介します。
今までは受け太郎等の製品を座板やトランサムボードに挟んで使用していましたが、今回のロッドホルダーはゴムボートのチューブにある竿掛けモールドにかぶせてピンを差し込むだけで固定できるゴムボート専用の製品になります。
購入してから約1ヶ月使用してみて、結果としては早く購入しておけば良かったと思える商品でした。
とは言え全てが完璧とは言えないのも事実です。私の主観にはなりますが使用して感じたメリット・デメリットを中心にお伝えしたいと思います。
BMO IFマルチロッドホルダー極み
製品情報
■付属ベース:IFベースソケット付
■材質:樹脂/ゴム
商品コード | サイズ | ホルダーサイズ(mm) | 価格(税別) | 価格(税込) |
20Z0009 | M | 219×52×50 | 6,800円 | 7,480円 |
20Z0004 | L | 279×74×55 | 7,200円 | 7,920円 |
Mサイズ | Lサイズ |
・小型スピニングリール(2500番台まで)を使った小物狙いの釣りに最適。 ・ライトベイトタックルを使った近海釣り。 |
・小型〜中型スピニングリールを使った釣りに最適。 ・各種両軸電動リールを使った釣り。 |
購入に至った経緯
・前回使用していた受太郎のネジ固着により、使用し難い状況が続いていた事や、主にスピニング対応だった為か電動リールを上面に向けたまま上手くホールドさせる事ができない状況であった事から今回のBMOのマルチロッドホルダーに買い替えました。
また、簡単に角度等を調整できる事で、走行中のロッドホルダーとしての役割は勿論、泳がせ釣りの竿受けとしても使用しやすい事が今回の購入理由の一つでした。
ちなみに私が購入したのはLサイズです。Mサイズの使用感をお伝えできないのが申し訳ないところであり、製品の作りからするとリールよりも下部のロッドのグリップがホルダーに入りさえすればジャストフィットするのかもしれません。
しかしながら、私の場合は”大は小を兼ねる精神”でLにしました。結果的にはジギングやタイラバを行う為のベイトリール(コンクエスト)や5000番のスピニングにも想定通り使用できているので良しとしています。
メリット・デメリット
メリット
角度調整が簡単
ノブネジを少し緩めるだけで簡単に角度の調整が可能です。これによって状況に応じて使い分けができるのでとても便利です。
また、簡単に角度調整ができるので、ホルダーを垂直にする事で竿縦として使う事もできます。
ライン止めがついている
これが本当に便利なんです。私の場合はゴムボートですが、滑走状態で移動する事が多くかなり跳ねるので、ルアーを簡単に固定しているだけではすぐに外れて暴れだしてしまいます。
そこで、この黄色のライン止めにラインを2回程巻いて固定してしまえば、殆ど外れる事はありません。
ライントラブルも防ぐことができるのでとても助かっています。
固定部分を簡単に解除できる
これは私が理想としていた機構でした。すぐにホルダーからロッドを外す事ができます。
まあ、角度を上げて上から差し込むだけでも十分に事足りるのですが、ありがたい機能です。
ちなみに↓の画像で説明すると、親指をかけている部分が右側に覆い被さるように出てきます。
デメリット
取り付け場所が限られる
取り付け位置がゴムボートのラバーベース(竿掛けモールド)の位置に限られる為、細かい位置調整ができません。唯一ホルダーをモールド部分を中心に左右どちらかに取り付ける事が可能です。とは言え約10㎝程度しか変わらないです。
固定ピンの紛失に注意が必要
竿掛けモールドに差し込む専用のピンは、取り付け時にはしっかり固定されているので、振動等で勝手に抜ける事は無いように思いますが、取り外してからの保管時には無くさないように注意が必要です。
ちなみに私はRピンを差しこむ穴を空けて保管時にも抜けないように改造しました。
脱着に時間がかかる
今まではバケットマウスのタックルBOXに付いているロッドホルダーを使用している為、置くだけでOKだったのですが、今回のロッドホルダーに変えてから脱着に少し時間がかかります。といっても1つの取り付けに1分もかからないかもしれませんが・・・
とはいえ、朝マズメの大切な時間を逃したくない気持ちがあるので、できるだけシンプルなのが一番です。
ただ、他のクランプ式よりはネジを回す事もあまりないので早いように思います。
荷物が増える
私はIFマルチロッドホルダーを2つ購入しましたが、形が歪な事もあり収納時に以外にスペースをとってしまいます。分解して収納すればまだ良いのだと思いますが、そうなると準備やかたずけの時間も増加するので考えものです。
注意点
使用していた中で感じた注意点としてはネジの締め付けについてです。角度調整部とベースの取り付け部と二つの固定ネジがあります。
以前このネジが緩んでいた為、根がかりした際にロッドホルダーが曲がりロッドが落下しそうになりました。セーフティコードを付けていたのでタックルを海に奉納という事にはなりませんでしたが、危ない所でした。
角度の調整後は勿論、使用前に一度ネジの固定確認が必要だと強く感じました。
最後に
基本的にあまり無駄に道具を増やしたり複雑にする事が嫌いな私ですので、以前からIFマルチロッドホルダーが欲しいと思いながらも購入に踏ん切りがついていませんでした。
ただ、泳がせ釣りや電動リールタイラバとジギングの二刀流等の効率UPにはどうしても必要と判断して購入してしまいました。
釣果に直接繋がるアイテムではないかもしれませんが、煩わしい作業が減り確実にストレスは軽減されたのではないかと思います。
特に魚がかかった際には、すぐに手に持ち変える事もできますし、電動リールの操作も楽になりました。また、竿先にラインが絡むトラブルも減ったように感じます。
一長一短あるとは思いますし、個人の使用用途や方法によっても必要度は変わってくると思いますが、気になる方は一度使ってみるのも良いかもしれません。
以下にはIFマルチロッドホルダー極のLサイズをAmazon、楽天、Yahooでそれぞれリンクさせてみました。ちなみに現時点(2023.11月)で送料を考慮して一番安価なのはAmazonさんでした。