今回は私が使用しているBMOの魚探マウントをご紹介します。
BMOクランプ式マルチ魚探マウント
型式:BM-MGM-PCL-SET-CP01(魚探マウントとクランプベースのセット)
アルミベース
取り付け可能幅:9〜75㎜
メリット
取り付けが早い
これが一番驚きました。以前は手作りの挟み込むだけで使える魚探マウントを作成していたので、正直ノブボルトを回す時間も惜しいと思っていました。しかしながら、このクランプはワンタッチで締め付けが始まる直前の場所までノブボルトの位置をずらす事ができるのです。
勿論、外す時もある程度まで緩めたらワンタッチで更に大きく緩める事が可能です。
最近では当たり前の機能なのかもしれませんが、何も知らなかった私はとても感動しました。
マウントと魚探もワンタッチでとり外し可能
マウントと魚探はネジ等で固定しますが、その下の部分はワンタッチでとり外しができるようになっています。普段私は外さずそのまま車にのせていますが、荷物が多い時等は外してのせています。とても便利です。
取り付ける事ができる魚探の数が多い
マウントは多数の穴があけてある為、様々な魚探を取り付ける事が可能なのではないかと思います。私の魚探はピッタリでした。
振動子ポールの角度も変更できる
クランプの取り付け位置が多少斜めな状態であっても、振動子ポールの角度を変える事ができるので、海面に対して垂直に振動子を落とす事ができると思います。ただ、魚探本体の角度を変更できるタイプでなければ、あまり角度が付きすぎると見ずらいかもしれませんが。
デメリット
振動子の高さを間違えると、振動子パイプから水が吹き上がってくる(滑走時)
振動子の取り付け方次第かもしれませんし、滑走するようなスピードが出なければ水が吹き上がるような事はないと思います。私の場合は、水中に振動子を沈め過ぎていた事もあり、滑走した直後に海水が振動子パイプを抜けて噴水のように飛び出してきました(笑)
その後は、最初に調整を行っていれば特に途中で振動子を上げ下げさせる事もなく使用できています。
ゴムボートではトランサムボードにしか取り付けできない
FRPボートやアルミボート等ではサイドにも取り付けできそうですが、ゴムボートの場合は取り付けできる場所が限られてきます。手を加えるか、もしくはゴムボート専用のチューブ径に沿った形で取り付けできるマウントセットを買う必要があると思います。
ちなみに、トランサムボードでも使用するのに問題は無いのですが、走行中に水しぶきが結構魚探にかかるので、今後対策が必要かもしれません。それともう少し魚探本体の高さを調整できたら文句ないのですが・・・
とはいえ、マルチクランプをトランサムボードに取り付ける事による恩恵もあると私は考えています。ボートの走行時(滑走時)は船体が海面と水平に近い状態で振動子が海面から出る形となります。一方でボートが停止している状態であれば、座る位置にもよりますが船体の後方が少し沈む形で振動子が海中に入り魚探が機能するのです。
ただし、高さ調整を間違えると先にもお伝えしたようにポールから海水が吹き上げてきますので注意が必要です。
最後に
今回私は、取り付けの速さを一番の目的として製品を選びましたが、それだけでいうと大変満足できています。ただ、やはり製品には一長一短はあります。全ての問題点をクリアするには、ある程度の工夫も必要になると思いました。
その工夫の過程も、私にとっては楽しみの一つですので、一つずつ改善策を考えていきたいと思います。
一方であまり手を加えたくない場合は、優先順位を考えないといけないとあらためて感じました。まあ、何にせよ色々ボートの事を考えるのは楽しくてやめられません😸