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9.8馬力以上の船外機を搭載できるゴムボート(インフレータブルボート)の種類

こんにちは!るん太郎です。

今回は現在買い替え検討中のゴムボート(インフレータブルボート)について記載させて頂こうと思います。

今現在私は2馬力エンジンと、予備検査の無い安価なゴムボートを組み合わせて使用していますが、昨年末に小型船舶操縦免許二級を取得した為、ステップアップを図ろうと目論んでいます。

今回買い替えを検討しているゴムボートは、アキレスやジョイクラフト中心で、9.8馬力以上のエンジンを搭載できる予備検査付きのゴムボートを狙っております。

今は2馬力エンジンだから必要がないと思っておられる方も、330㎝以下のボートであれば、ボート免許も必要なく使用できますし、予備検査がついていれば、将来エンジンの出力をUPさせる際にも買い替えなくて済むかもしれませんので、よかったら参考にしてみて下さい。

ちなみに、予備検査がない製品に関しては、海上で様々なテストを行ったりと大変ですが、予備検査が付いているボートであれば船舶検査も比較的簡単に取得できるようです。

9.8馬力以上対応のゴムボートについて

そもそもなぜFRPではなくてゴムボート?

FRPボートかゴムボート、どちらにするのか悩む方も多いと思います。

正直私は、準備や片付け、波切、そしてパンクの心配が少ない点において有利であるFRPボートの方に気持ちは傾いていたのですが、保管場所や安定性を考慮し今回もゴムボートにする事にしました。

利点が少ないようにも感じるゴムボートですが、慣れてしまえば、片付けも案外苦にならないですし、何と言っても安定感は抜群です。

勿論FRPボートにサイドフロートを装着して使用しても安定感は高いですが、波が高い時等はFRPボートやアルミボートと比べてもゴムボートの方が体感的に怖くないように私は感じます。

また、ゴムボート最大の欠点とも言えるエアー漏れも怖いトラブルの一つですが、今までの経験上でもすぐに全ての気室の空気が抜ける何て事はありませんでした。

軽微な損傷であれば防水テープや修理キット、エアーポンプを持っておけば、付近の岸で応急処置は可能です。

勿論、自然環境下では何が起こるか分からないので、絶対に大丈夫とは言えませんが、それはFRPボートでも同じことです。

どこに重きを置くかは人それぞれですが、私はエアー漏れのリスクよりも、転覆の恐怖の方が勝った事でゴムボートを選択する事とした次第です。

とは言え、どんな素材のボートでも一長一短ありますし、常にリスクを予測しながら行動する事が大切だと思います。

9.8馬力以上対応のゴムボートを選ぶ理由

単純に速度を求めました。

1人で出航する事の多い私にとってはオーバースペックのようにも思いますが、ボートに空気漏れが発生した際や、お腹の弱い私が、緊急時にいち早く岸にたどり着けるスピードを求めると9.8馬力になりました。勿論海上の波風によってはスロットルをあける事は難しいかもしれませんが・・・それでもパワーに余裕があるに越した事はないと考えています。

また、釣りにおいて流し直しでかかる時間も結構かかるので、その分を釣りの時間に回したいと思ったのも理由の一つです。

ただ問題点としては、9.8馬力といっても4サイクルでは40㎏前後あります。持ち運びを考えると私の場合は30㎏前後が限界のような気もしますので、27㎏程度の2サイクルのマーキュリーシープロあたりが現実的ではないかと考えています。

ちなみに、6馬力4サイクルエンジンとゴムボートがセットになっている商品も見かけて悩んだ事もありましたが、滑走しない可能性もあるので今回は選択肢から外しました。

また、滑走させるなら9.8馬力までなくても4サイクルエンジンの8馬力でも良いのでは?と考えましたが、4サイクルにおいては6馬力と8馬力の間で重量の分岐点となっているようで、6馬力が27㎏前後に対して、8馬力では40㎏前後と大きな差があるようです。トーハツさんの一番軽量な4サイクルの8馬力エンジンでも乾燥重量で37㎏あるようです。

では4ストロークの8馬力と、同じく4ストロークの9.8馬力に関しても結構な違いがありそうなんですが、殆ど重量はかわらない製品が殆どのようです。

また、当初は2サイクルエンジンの使用にあたり混合ガソリンを作る手間を懸念していた私ですが、4サイクルエンジンのように定期的なオイル交換の手間が無いので良しとしました。

ゴムボートの種類

結構種類もありますが、やはり私が注目しているのはアキレスのCSM素材です。PVC素材よりも耐候性に優れているので新品で5年の保証も魅力です。ただ、どうしても価格は高くなりますので考えどころかもしれません。私のように最後のボートにするつもりであれば、安くつく可能性もありますが、今後も乗り換え等を検討されているのであれば、中古のPVC製を購入されるのも良いかもしれません。

後はフロアをどうするか悩みどころだとは思います。私の場合は車への積載や持ち運び時の重量、セッティング時間を考慮してエアーフロアを選択する予定です。(現在もエアーフロアです)また、パンク等の非常時にも気室は多いに越した事はないと思っています。

ただ、安定性を考えるならアルミやウッドフロアの方がしっかりとしていますので、使用する環境や目的によって考え方は異なってくるかと思います。

ちなみに、ジョイクラフト製品では、付属品に高圧ポンプや安全フラッグも付いている製品も多いので非常にありがたいですね。

アキレス製品

アキレスFMR-505(ウッドフロアモデル)【CSM素材】
全長 332cm
全幅 154cm
船体重量 48kg
最大搭載人数 5名
最大搭載馬力 15PS(11.0kW)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバッグ・底板キャリーバッグ・リペアキットセット
アキレスFMR-405(エアーフロアモデル)【CSM素材】
全長 320cm
全幅 150cm
船体重量 37kg
最大搭載人数 4名
最大搭載馬力 9.9PS(7.3kW)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバッグ・リペアキットセット

残念ながら、在庫限りで販売終了だそうです。

アキレスRD-325IB(エアーフロアモデル)【CSM素材】
全長 325cm
全幅 170cm
船体重量 44.5kg
最大搭載人数 5名
最大搭載馬力 15PS(11.0kw)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバック・リペアキットセット
アキレスRD-300IB(エアーフロアモデル)【CSM素材】
全長 300cm
全幅 162cm
船体重量 40.5kg
最大搭載人数 4名
最大搭載馬力 9.9PS(7.3kw)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバック・リペアキットセット
アキレスAS-350AL(アルミフロアモデル)【CSM素材】
全長 350cm
全幅 175cm
船体重量 69kg
最大搭載人数 6名
最大搭載馬力 20PS(14.7kW)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバッグ・リペアキットセット
アキレスAS-332AL
全長 332cm
全幅 169cm
船体重量 61.5kg
最大搭載人数 5名
最大搭載馬力 15PS(11.0kW)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバッグ・リペアキットセット
アキレスAS-332IB
全長 332cm
全幅 169cm
船体重量 44.5kg
最大搭載人数 5名
最大搭載馬力 15PS(11.0kW)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバッグ・リペアキットセット
アキレスHB-300FX(ゴムボートとFRPのハイブリット)【CSM素材】
全長 300cm
全幅 162cm
船体重量 41.5kg
最大搭載人数 4名
最大搭載馬力 9.9PS(7.3kW)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバッグ・リペアキットセット

HB-315LX(15馬力まで対応)とHB-385DX(40馬力まで対応)もそれぞれ販売されていますが、重量や値段の観点から今回は掲載しておりません。

ジョイクラフト

JEXシリーズ
JEX-315ワイド(4人乗りスーパーリジットフレックス)
全長 315cm
全幅 164cm
船体重量 総重量50kg(船体重量42㎏)
最大搭載人数 4名
最大搭載馬力 9.8PS(27㎏)
付属品 椅子板・フットポンプ・パドル/オール・本体キャリーバッグ・リペアキットセット
JEX-335
全長 333cm
全幅 164cm
船体重量 総重量53kg(船体重量45㎏)
最大搭載人数 5名
最大搭載馬力 15PS(52.5㎏)
付属品 アルミオール、高圧フットポンプHP-9、アルミ腰掛板2枚、補修キット、キャリーバッグ、超高圧電動ポンプ、安全フラッグ
JEX-340
全長 333cm
全幅 175cm
船体重量 総重量57kg(船体重量49㎏)
最大搭載人数 6名
最大搭載馬力 18PS(71㎏)
付属品 アルミオール、高圧フットポンプHP-9、アルミ腰掛板2枚、補修キット、キャリーバッグ、超高圧電動ポンプ、安全フラッグ
JESシリーズ
JES-326
全長 325cm
全幅 163cm
船体重量 総重量47kg(船体重量38㎏)
最大搭載人数 4名
最大搭載馬力 9.9PS(60㎏)
付属品 アルミオール、高圧フットポンプHP-9、アルミ腰掛板2枚、補修キット、キャリーバッグ、超高圧電動ポンプ、安全フラッグ
JES-336
全長 333cm
全幅 170cm
船体重量 総重量53kg(船体重量44㎏)
最大搭載人数 5名
最大搭載馬力 15PS(57㎏)
付属品 アルミオール、高圧フットポンプHP-9、アルミ腰掛板2枚、補修キット、キャリーバッグ、超高圧電動ポンプ、安全フラッグ
JES-383
全長 380cm
全幅 170cm
船体重量 総重量57kg(船体重量48㎏)
最大搭載人数 6名
最大搭載馬力 25PS(51㎏)
付属品 アルミオール、高圧フットポンプHP-9、アルミ腰掛板2枚、補修キット、キャリーバッグ、超高圧電動ポンプ、安全フラッグ
JES-404
全長 382cm
全幅 182cm
船体重量 総重量66kg(船体重量57㎏)
最大搭載人数 7名
最大搭載馬力 25PS(71㎏)
付属品 アルミオール、高圧フットポンプHP-9、アルミ腰掛板2枚、補修キット、キャリーバッグ、超高圧電動ポンプ、安全フラッグ
GRANDシリーズ
JCM-325
全長 325cm
全幅 158cm
船体重量 総重量40kg(船体重量35㎏)
最大搭載人数 4名
最大搭載馬力 9.8PS(50㎏)
付属品 アルミオール、高圧フットポンプHP-9、アルミ腰掛板2枚、補修キット、キャリーバッグ、超高圧電動ポンプ、安全フラッグ
グランド315W
全長 315cm
全幅 164cm
船体重量 総重量46kg(船体重量40㎏)
最大搭載人数 4〜5名
最大搭載馬力 9.8PS(45.5㎏)
付属品 アルミオール、高圧フットポンプHP-9、アルミ腰掛板2枚、補修キット、キャリーバッグ、超高圧電動ポンプ、安全フラッグ

BEE

335WTM
全長 332cm
全幅 195cm
船体重量 総重量48kg
最大搭載人数 3名
最大搭載馬力 15PS
付属品 本体/高圧板付エアーマット/エアーキール/オール2本/高圧フットポンプ/ナイロン製キャリングバック/座席シート2枚/リペアキット
 335KTM
全長 332cm
全幅 195cm
船体重量 総重量48kg
最大搭載人数 3名
最大搭載馬力 15PS
付属品 本体/高圧板付エアーマット/エアーキール/オール2本/高圧フットポンプ/ナイロン製キャリングバック/座席シート2枚/リペアキット

最後に

私もゴムボートの機種を調べながら色んな種類があると感じました。

ちなみに、最近ではネット通販では10馬力対応とか15馬力対応といったゴムボートも見かけますが、あくまで対応できる性能があるだけで、予備検査は付いていない物もあるようです。

冒頭でも少し説明させて頂いたように、予備検査が付いていないと結構検査に時間と労力がかかります。

しかしながら、値段は安価でしっかりした造りの製品もあるようなので、時間等に余裕があれば一から検査を受けて安く済ませるのも賢い方法かもしれませんね。(検査が通るかは分かりませんが・・・)

 

色々お伝えしましたが、基準に考えるのはやはり安全第一だと私は思っています。

自分のスタイルを安全に行えるボートを選んで、末永く楽しめると良いですね。

  • この記事を書いた人

るん太郎

購入したり使用してみた商品のレビューを行っています。特にミニボート釣りに関する商品を中心に感想等を掲載しています。また、その他にも私と同じようなミスをされないようにとの思いで失敗談も掲載していますので、良かったら読んでみて下さい。

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