こんにちは。るん太郎です。
PVC生地のゴムボートから、アキレスのパワーボート(CSM生地・エアフロア仕様)へ乗り換えてしばらく経ちました。
ゴムボートを購入する際、多くの方が悩むのが
エアフロアとアルミフロアはどっちがいい?
走行性能は違うの?
釣りのしやすさは?
ではないでしょうか!
私は現在、アキレスのエアフロア艇にマーキュリー9.8馬力船外機を搭載して使用しています。
今回はエアフロア艇を長期間使用した実体験と、アルミフロアの構造や特徴を踏まえて比較した内容になります。
これからゴムボート選びをされる方の参考になれば幸いです。
この記事でわかる事
- アルミフロアとエアフロアの特徴
- アルミフロアが合う人・エアフロアが合う人
エアフロアとアルミフロア
エアフロアとは?
エアフロアとは、床部分にも高圧空気を充填して剛性を確保する構造です。
現在主流となっている高圧エアフロアはドロップステッチ構造が採用されており、上下の生地を無数の繊維で結ぶことで、高圧まで空気を入れても平らな床を維持できます。
そのため以前のエアフロアと比べると格段に硬くなっていますが、それでもアルミフロアほどの剛性感はありません。
9.8馬力で滑走して初めて感じたエアフロアの特徴
以前は2馬力エンジンを使用していました。
2馬力では滑走しないため気付きませんでしたが、9.8馬力へ乗り換えて滑走するようになると、エアフロアならではの特徴がよく分かるようになりました。
一番驚いたのはボート全体の剛性感です。
特に大人2人で乗船すると、波を越えるたびに船体全体がしなるような感覚があります。
もちろん危険を感じるほどではありません。
しかし、
「こんなに船体って動くんだ。」と初めて乗った時は驚きました。
これはエアフロア特有の柔軟性によるものだと思います。
逆に言えば、波へ追従するように船体全体がしなるため、衝撃を吸収してくれているとも感じます。
波でプロペラが空転することもある
私が一番気になったのはここです。
少し大きめの波を越えた瞬間、船首が着水するタイミングで後方が一瞬持ち上がり、プロペラが水面近くまで浮いて
「ブォーン」
と空転することがあります。
波の状況によっては
空転→通常→空転→通常
これを繰り返すこともあります。
もちろん波が穏やかな日は気になりませんが、波が立ってくるとエアフロアの柔軟性が影響しているように感じました。
走行時の安定感はアルミフロアが有利?
知人のアルミフロア艇と一緒に走ることがありますが、見ていて感じるのはやはり走行時の安定感です。
アルミフロアは床が非常に硬く、船体全体が一体化しているため、
- 波の影響を受けにくい
- 船体がねじれにくい
- 高速走行でも姿勢が安定しやすい
というメリットがあります。
特に高馬力になるほど、この違いは大きくなると思います。
アルミフロアのメリット
安定感が非常に高い
アルミフロアはチューブ下部でしっかり固定されるため、船体全体の剛性が非常に高くなります。
そのため立って釣りをしても足元が安定し、キャスティングや魚とのやり取りもしやすくなります。
剛性感が高く走りやすい
高速走行時でも床がたわみにくく、船体全体がしっかりしています。
特に6馬力以上の船外機を使用する場合でプレーニングするのが前提であれば、この恩恵を感じやすいでしょう。
波の中でも姿勢が安定しやすく、長距離移動でも疲れにくいのが魅力です。
アルミフロアのデメリット
重く収納性が悪い
最大の欠点は重量です。
エアフロアは空気を抜けばコンパクトになりますが、
アルミフロアは板そのものを収納する必要があります。
収納スペースが限られている方には少し厳しい場合があります。
準備に時間がかかる
最初はフロアの組み立てや固定方法に戸惑う方も多いと思います。
慣れると短時間で組み立てられるようになりますが、それでもエアフロアより準備時間は長くなります。
エアフロアのメリット
空気室が1つ増える安心感
エアフロアは床部分も独立した空気室になっています。
そのため万が一チューブへ穴が開いた場合でも、床の浮力が残ることで安全性が高まる可能性があります。
これはゴムボートならではのメリットと言えるでしょう。
準備が非常に楽
空気を入れるだけで完成します。
アルミ板を組み立てる必要がないため、準備や撤収がとてもスムーズです。
釣行回数が多い方ほど、この手軽さは大きな魅力になります。
コンパクトに収納できる
空気を抜けば小さく畳めます。
コンパクトカーやマンション住まいの方でも保管しやすく、持ち運びもしやすいのは大きなメリットです。
エアフロアのデメリット
高速走行では安定性が劣る
エアフロアは柔軟性が高くなるため、高速になるほど船体が動いている感覚があります。
特に9.8馬力クラスでは、その違いを体感しやすいと思います。
立って釣りをしにくい
立てないわけではありません。
しかし床全体がわずかに沈み込むため、アルミフロアと比較すると安定感は劣ります。
立位でキャスティングを多用する方には少し気になるかもしれません。
結局どっちがおすすめ?
アルミフロアがおすすめな人
- 高馬力船外機を使用する方
- 遠距離まで走る方
- 立って釣りをすることが多い方
- 剛性感や走行性能を重視する方
- トレーラブルボートとして運搬する方
走行性能を最優先に考えるのであれば、アルミフロアの魅力は非常に大きいと思います。
エアフロアがおすすめな人
- 近場での釣りが中心
- 準備・片付けを簡単にしたい
- 軽自動車で運搬したい
- マンションなど収納スペースが限られている
- 空気室を増やして安全性も重視したい
私自身はこちらに当てはまるため、現在もエアフロアを選んで良かったと思っています。
まとめ
2馬力で使うならエアーフロアがおすすめ
完全に私の個人的な意見になりますが、滑走(プレーニング)しないのであれば、エアーフロアが良いように思います。
2馬力の場合スピードも遅いですし、穴があいたからとすぐに戻ろうとしても結構な時間がかかってしまいます。
であれば、空気室がより多くある方が安心ではないかと考えるからです。
ただし、立ってジギングなどは不安定になります。
そこで私は、エアフロアに合板を敷いて対処しています。
これにより立ってのジギングやティップランも問題なく行えてますよ!
使用Styleによる選択
結局のところ、エアフロアとアルミフロアは、どちらが優れているというより使用スタイルによって最適な選択が変わるということです。
私のようにマンション住まいで、準備や片付けのしやすさを重視するのであれば、エアフロアは非常に魅力的です。
一方で、高馬力船外機で沖まで走れる剛性感を求めるならアルミフロアの方が満足度は高いでしょう。
ボートは一度購入すると長く付き合う道具です。
ぜひ、ご自身の釣りスタイルや保管環境、運搬方法まで含めて検討し、後悔のない一艇を選んでください。