今回は、ダイワのタクティカルゲームベストを紹介します。
みなさんは釣りに行く際にライフジャケットを使用されてますか?
私はここ最近フローティングベストを使用するようになりました。それまでは、『そこまで玄人でもないし』『動きにくいし』『結構目立つし』『夏場は暑いし』等を理由に敬遠しがちでした。
しかしながら、身近な人も海難事故にあっていたり、やはり他人事ではないと強く思うようになり、サーフフィッシングを始めようと思ったタイミングで購入する事を決意したのであります。
以下では、海の危険についてやライフジャケット選び、今回購入した商品のメリットデメリット等で私が感じた事をお伝えしていきます。
タクティカルゲームベストDF-4020を選ぶまで
どんな釣りでも危険と隣あわせ
私がライフジャケットの購入を決意した経緯をお伝えしましたが、なぜサーフフィッシングで?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながらサーフにおいても、水の中に入って釣りをしていると離岸流に巻き込まれたり、思わぬ大きい波に足を取られたり等の危険があるからです。
更にもし、ウェーダーに水が浸入してしまうと泳ぐどころか、身動きもとれない状況に陥る事が考えられます。
また、堤防や船釣りにおいては落水の危険と隣り合わせです。
たまに、「落ちないから大丈夫」「落ちても泳げるから」といった声も耳にしますが、綺麗に何事もなく水面に落ちればまだしも、干潮で敷石が出ていたり、何かに身体が接触し負傷すると泳ぐ事すらできないかもしれません。
一方で、外傷だけでなく立ち眩みや眩暈、心臓発作や脳出血・脳梗塞等、身体的な理由が発端で落水する場合もあります。この場合においても溺れる危険が高い事は容易に想像できます。
ライフジャケットの選択
ライフジャケットは幾つか種類があります。大きく分けて、ベストに浮力材が入っているフローティングベストと膨張式タイプです。
膨張式には、紐をひっぱる事で膨張する手動タイプと、水に濡れると自動で空気が入る自動膨張式があります。
ちなみに船舶免許が不要なミニボート(2馬力以下・ボート長さ3m未満)では、使用するライフジャケットの安全基準はありませんが、プレジャーボート等では桜マークが入ったライフジャケットを着用する必要があります。
しかしながら桜マークのフローリングベストは種類が少ない事や、膨張式の方が収納面にも優れ、フローティングベストに比べて暑苦しくなく動きやすい為か、オフショアで釣りをされる方は膨張式のライフジャケットを使用されている人が多いように思います。
私の場合はショアが中心で、磯までは行かないにしても岩場において釣りを楽しむ予定でした。
最初は膨張式のライフジャケットも考えていたのですが、岩で気室布に穴が空く危険を考慮した事や、転倒等で身体を地面や岩に接触させてしまった際の緩衝材としての役割も考え(転倒のしかたによっては脊髄損傷も十分に考えられます)、最終的にフローティングベストを選ぶ事にしました。
フローティンベストの種類
フローティングベストってメーカーによって種類が結構あるんです。先にお伝えしたように桜マークがついていない物も多いですが、できるだけ安全基準に近い物を購入する方が安心です。
また、選んでいて感じた事ですが、フローティングベストって派手?な感じの印象を受けるデザインが多いように思います。実際に釣り具屋さんで何度か試着しましたが、結構動きにくかったり、似合わなかったりと・・・中々思うような商品がありませんでした。
勿論、安全の為には派手な色が目立ちますし、デザインは二の次かと思っていましたが、でも、私はやっぱりシンプルでできるだけカッコいい方がいいなと思ってました。
ダイワのタクティカルゲームベストとの出会い
何店か釣り具屋にも足を運んでみましたが、どこも扱っている商品は大体同じで、あまりピンとくる製品とは出会えませんでした。
がしかし、インターネットで検索してついに発見してしまいます。それが現在愛用中のダイワのタクティカルゲームベストです。
この製品の何に一番惹かれたかというと、やはりデザインではないでしょうか。シンプルでとてもカッコいいです。
ただこの商品、私が購入した頃は23,500円したんです。他に候補に上がっていた商品と比べても割高だったので躊躇しましたが、今では買って良かったなと実感してます。
ちなみに現在では1万円後半にまで値段が下がっているようなので、更に購入しやすくなったと思いますよ。
メリット
・一番のメリットはやはり見た目のカッコよさではないでしょうか。
・シンプルな製品である為、キャスティング時に腕の動きを妨げにくいです。他の製品だとフルキャストしにくいといったレビューも拝見する事がありましたが、タクティカルゲームベストはキャストしやすいと言った評価が高かったです。実際に私も、着用時に不快を感じたり、両腕の可動域に制限等を感じる事は今のところ感じていません(釣りに集中しすぎているからかもしれませんが・・・)。
・ポケットの追加機能が搭載されているので、タックルが多少増えても対応可能です。また、背面に大きめの収納スペースがあるので便利です。私は薄いカッパ等を入れています。ダイワのDロゴも素敵ですよ!
・ロッドベルトによりリールのついたロッドを安全に持ち運ぶ事が可能です。
デメリット
・シンプルであるがゆえに、持ち運びができるタックルは限られます。特に前面の収納スペースにはマチが少ないので厚さのあるケース等は入りにくいと思います。
ポケットの追加機能はありますが、そうなるとシンプルさは半減します。私の場合は必要最低限のタックルと財布・携帯しか入れてません。
どちらにしろタックルボックスを持ち歩いているので、そちらにお世話になっております。
・膨張式に比べると夏は暑いし蒸れます。これはタクティカルゲームベストに限った事ではないですが、やはり仕方ない点かと思います。
ただ、構造的にもシンプルなので他の製品に比べると良い方なのではないかと思っています。
最後に
今回お伝えした内容は私の一意見であります。使用する目的や環境によって選ぶ商品も変わってくると思います。
より多くのタックルの収納性を求める方、持ち運びやすさや機動性を重視される方、選び方は様々です。
ただ、もしこれからライフジャケットの購入を考えていらっしゃる方にとって、少しでもお伝えした内容が参考になると幸いです。