こんな悩みを解決
- 「ゴムボート釣りを始めてみたいけど、どんなボートがよいの?」
- 「ボート以外に何が必要?」
- 「ボートはどこから出す?注意点は?」
- 「チェックリストが欲しい」
初めてゴムボート釣りを始める時は、分からないことがたくさんあると思います。
私自身もそうでした。
実際にゴムボート釣りを続けていると、「これ、先に知っておけばよかった……」
と思ったこともたくさんあります。
そこで今回は、これからゴムボート釣りを始める方に向けて、
必要な知識
- ボート選び
- 船外機選び
- 必要な道具
- 出航場所選び
- 安全対策
以上の内容を私自身の経験も交えながら紹介していきます。
それぞれ詳しく伝えたい事は関連記事も貼っていますので確認してみて下さい。
また記事内では「ゴムボート釣り準備チェックリスト」を作成しPDFでダウンロードできるようにしてますので使用して頂ければと思います。
まずは免許不要のミニボート?それとも船舶検査を受けるボート?
最初知っておきたい知識として、免許不要で遊べるボートの扱いと免許が必要になる場合です。

やはり最初に手軽に始められるのは、免許・船舶検査が不要となる条件を満たしたミニボートです。
ここからは
主に免許・船舶検査不要の条件を満たした2馬力の動力+3m未満のゴムボートで釣りを始めたい方にむけて説明していきます。
※最初から2馬力以上での使用を検討されている方は以下の関連記事をご覧ください。
→【関連記事|2馬力以上で船舶検査の必要なボートで釣りをするには】
2馬力ゴムボートはどれを選べばいい?
次はゴムボート選びです。ここは私もかなり悩みました。
「素材はPVCとCSMはどっちがいい?」
「サイズはどのくらいがいい?」
「エアフロアとアルミフロアは?」
ゴムボートといっても種類はたくさんあり価格も大きく違います。
ここではまず3つに分けて考えてもらえればと思います。

3つの選択
1️⃣私の場合は最初は勝手が分からず、ボートを運搬中に傷付けたり、艤装に失敗したり、穴をあけてしまったりもしました。
ですので最初は安価なボートを購入し色々 経験できて良かったと思っています。
もし同じような考えの方であれば、最初は安全性はありながらもお手頃なPVCボートがおすすめです。
2️⃣マンション住まいなどで、今後もゴムボートしか所有は難しいし、長く使いたいと思っている方には、最初から耐久性の高いCSM素材のボートがおすすめです。
特に私もそうですが、マンションではしっかり折り畳んで持ち運んだり、保管したりするので、耐久性の高くて冬でも硬くなりにくいCSM素材はもってこいです。
またCSM素材になると、扱っているのは有名メーカーになるので、リセールも良いですしおすすめです。
(ゴムボートStyle+においては私の失敗談や注意点も記載しているので、教訓にしてもらえれば、最初から高品質なゴムボートでも大切に長く使ってもらえるのではないかと思います)
3️⃣今後は船舶免許を取得して高馬力の船外機に乗せ換えたいと考えている方は、予備検査のついたゴムボートをおすすめします。
私の場合も結果的にゴムボートで9.8馬力を使用する事にしました。
私の場合はお手頃ボートからのステップアップですが、もし高馬力への乗せ換えも視野にある方は、トータルで費用を抑える事ができるのでCSM素材で、9.9馬力まで搭載できるボートがおすすめです。
自分がゴムボート釣りを今後どう楽しみたいのかを考えて選ぶことが、後悔しにくいボート選びにつながると思います。
→【関連記事|PVCとCSMはどっちがおすすめ?】
→【関連記事|予備検査が付いたボートって?】
サイズはどれくらいがベスト

免許不要の2馬力で使用する場合、船の長さ3m未満(登録長)が基準になります。
※メーカーによりますが、実寸(先端からチューブ後端まで)が3.3mのボートが免許不要艇では最長です。
サイズが小さいほど軽く、運搬や取り回しが楽になります。
しかしながら、ゴムボートは太いチューブがあり、また後方はトランサムボードまでしか積載出来ないので見た目以上に船内は狭くなります。
そのため、
メモ
1人での釣行が中心 → 2.5m前後(実寸)のコンパクトなサイズが片付けや運搬もしやすくおすすめです。
2人でも釣りたい → 2.7〜3.0m前後(実寸)がおすすめです。
3人で釣りをするなら3.3m(実寸)がおすすめです。※登録長は3m
メーカーにより ゴムボードの長さ 3M でも 内寸は結構違います トランサムボードよりも後ろにチューブが長いタイプやチューブの径が太い タイプになると 内寸 も 狭くなる傾向にあります。
また重量が軽すぎるボートも要注意です。ボートの生地が薄く安全性に欠ける場合があります。
1人または2人など普段乗船する人数も選ぶのがポイントです。
おすすめボートではクーラーBOXを前のチューブに固定したりする事で船内を広くする工夫をしています。こうする事で2人乗りでも結構釣りやすいです。
結局どのゴムボートを選んだら良い?
【2人で釣りもOK】まずは費用を抑えながらも安全なゴムボートを選ぶなら
【2人で釣りもOK】マンションでも所有しやすい高品質で長持ちのSCMボート
【2人で釣りもOK】将来的に馬力を上げたい思いでゴムボートを選ぶなら
船外機はどれが良い?

選ぶとなると難しいように思いますが、基本的には同じ馬力なので、操作性や持ち運び、メンテナンスのしやすさで決めていきます。
色々ありますが、最初におすすめなのは、やはりホンダの2馬力船外機です。
何が良いって、クラッチ操作のない簡単なアクセルコントロールと、空冷エンジンだからこその釣行後のフラッシングも必要ないところです。
スクーターみたいにアクセルをひねれば走る、戻せばペラは止まりますので分かりやすいです。
エクステンションバーをつけて前の方に座ってもオッケーなわけです。
ゴムボート釣りに必要なもの
ボートと動力が決まったら、次は必要な道具を揃えていきます。
ここで、「結局、何を準備すればいいの?」となる方も多いと思います。
そこで、私自身の経験から、ゴムボート釣りを始めるなら準備しておきたいものをまとめました。
チェックリストも作成していますので印刷して使用してみて下さい。
ゴムボート釣り準備物リスト
必要なモノ
ボート・航行関係
□ ボート本体(リペアセット)
□ 床保護マット
□ 船外機(工具・交換用プラグ・シャーピン)
□ 携行缶(ガソリン)
□ ドーリー
□ オール
□ 空気入れポンプ(電動・手動)
□ 旗(セーフティーフラッグ)
□ ライフジャケット
艤装・釣り関係
□ ロッドホルダー
□ 魚群探知機
□ バッテリー
□ アンカー・アンカーロープ
□ 魚締めBOX
□ クーラーBOX
□ ロッド・リール(落下防止コードなど)
□ 釣り道具(ナイフ・プライヤーなど)
□ タモ網
□ 再乗艇用の道具
□ 荷物固定用のゴム紐
□ ボート用の椅子・クッション
身の回り・片付け用品
□ 携帯電話・防水ケース
□ 長ぐつ・サンダル
□ 偏光グラス
□ タオル
□ ライト
□ 水タンク(水)
□ 折りたたみバケツなど
□ レインコート
ゴムボート釣り準備チェックリスト
車への積み込み準備などでこのチェックリストを使用してもらうと良いかと思います。
慣れていないうちは出発前に確認できるようにしておくのがおすすめだと思います。
※ここでいう「必要なもの」は、すべてが法令上の搭載義務品という意味ではありません。私自身が安全面やこれまでの経験から、ゴムボート釣りをするなら準備しておきたいと考えているものも含めています。
ボート・航行関係
まずは、ボートそのものや海上を移動するために必要な物から見ていきます。
ボート本体(リペアセット)
まずはゴムボート本体です。
そしてゴムボートと一緒に準備しておきたいのがリペアセットです。
ゴムボートである以上、釣り針や魚のヒレ、岩などによって穴が開く可能性があります。
私自身も実際にゴムボートへ穴を開けた経験があります。
そのため、万が一の時に応急処置ができるよう、ボートに合った補修用品は準備しておきたいところです。
ボートの上で補修は難しいのでは?
と聞かれる事もありますが、釣に出ている際は、何かあった時に1番近くで着岸できる砂浜などに目星をつけておきます。
購入したボートに補修キットが付属している場合もあるので、一度確認しておきましょう。
→【関連記事|ゴムボー
床保護マット
私はボート内の床に保護用のマットを敷いています。
砂や小石、釣り針、魚のヒレなどが直接エアフロアへ当たるのを防ぐためです。
特にゴムボートでは、魚を取り込んだ後に暴れたり、釣り道具を落としたりすることもあります。
私自身、エアフロアにアオハタのヒレで穴を空けた経験もあります。
また砂や石、釣り道具などが知らないうちにエアフロアの間に入ったりする事もあるので、とても重要だと思っています。
「床をできるだけ傷付けないための保険」
として、最初から敷いておくことをおすすめします。
【私が使用している床保護マット】

船外機(工具・交換用プラグ・シャーピン)
船外機と一緒に準備しておきたいのが、最低限の工具と予備部品です。
特に私が準備しておきたいと思うのが、プラグレンチ・交換用スパークプラグ・シャーピンなど、自分の船外機に必要な物です。
以前、知人のボートで船外機がかからなくなったことがありましたが、その場ではプラグを外す工具を持っていなかったため確認することができず、結局ボートを引っ張って帰ることになりました。
帰ってからプラグを外してみると、濡れた状態になっていました。
もちろん、エンジンがかからない原因が必ずプラグとは限りません。
それでも海上でできる最低限の確認や対応ができるように、自分の船外機に合った工具・消耗部品をまとめておくと安心です。
→【関連記事|船外機と一緒に積んでおきたい工具・予備部品】
携行缶(ガソリン)
ガソリン船外機を使用する場合は、ガソリンと適切な携行缶も必要です。
私の場合、1回の釣行で使用するガソリンは多くても3L程度です。
毎回ガソリンスタンドへ行くのが面倒であれば、10Lや20L程度の携行缶を用意しておく方法もあります。
一方、「最初からそんなに必要ない」という方なら、5L程度から始めてもいいと思います。
また、船上へ予備燃料を持って行く場合には、1L程度の小容量タイプが扱いやすいこともあります。
自分の船外機の燃費や釣行時間に合わせて選びましょう。
おすすめの素材はステンレス携行缶です。以前使用していた携行缶は錆が出てきて船外機にも影響が出そうでしたので、買い替えました。
※ガソリンは危険物です。必ずガソリン用として適合した容器を使用し、給油・運搬・保管についてもルールを確認してください。
ドーリー
ゴムボートを水辺まで運ぶ時に便利なのがボートドーリーです。
ゴムボートだけなら持てても、船外機や燃料、釣具などを積むとかなりの重量になります。
私自身、最初は、「ゴムボートなら担げるし、ドーリーはいらないだろう」と思っていました。
しかし実際に使ってみると、準備や帰着時の負担を大きく減らしてくれるアイテムだと感じています。
特に一人で出航する場合は、かなり助かります。
→【関連記事|ゴムボートにドーリーは必要?】
オール
船外機を使用する場合でも、オールは準備しておきたい装備です。
船外機にトラブルが起きた時など、自力でボートを動かすための手段になります。
ここに注意
基本的にはゴムボート本体にセットになっていることが多いと思いますが、購入時に確認しておきましょう。
空気入れポンプ(電動・手動)
私は高圧電動ポンプと、緊急用の手動空気入れの両方を準備しています。
高圧電動ポンプは、設定した空気圧まで自動で入れてくれるため非常に便利です。
毎回手動でボート本体やエアフロアを膨らませるのは結構大変なので、準備時間と体力の両方を考えても個人的には欠かせません。
一方、高圧電動ポンプとは別に、海上でも使える予備の空気入れを積んでおくと安心です。
ボート購入時に付属しているフットポンプでもいいと思います。
私の場合は荷物をコンパクトにしたかったので、小さな空気入れにゴムボート用のアダプターを取り付け、常にボートへ積んでいます。
ポイント
■電動ポンプ=準備用
■手動・小型ポンプ=緊急用
分けて使用しています
旗(セーティフラッグ)

ゴムボートは海面からの高さが低いため、他船から見つけてもらいにくい乗り物です。
波があると、さらに見えにくくなります。
「自分が他船を見る」だけでなく、「相手から自分を見つけてもらう」という視点も大切です。
ライフジャケット
何より重要なのが、自分の命を守るためのライフジャケットです。
「岸から近いから大丈夫」とは考えず、使用するボートや航行条件に適したものを準備します。
そして、持って行くだけではなく正しく着用して出航することが大切です。
→【関連記事|ゴムボート釣りのライフジャケット選び】
艤装・釣り関係
続いて、ボート上で釣りをするために準備しておきたい物です。
ロッドホルダー

ゴムボートではロッドを置ける場所が限られます。
床へ直接置いていると、踏んだり、釣り針が引っ掛かったり、海へ落としたりする可能性があります。
ロッドホルダーがあると使っていないロッドを立てて収納でき、ボート内も整理しやすくなります。
→【ゴムボート準備時間を減らす!タックルBOXのロッドホルダーそのまま移設偏】
→【おすすめロッドホルダー】
魚群探知機
ゴムボート釣りでは魚群探知機があると非常に便利です。
魚そのものを探すだけでなく、水深・海底地形・かけ上がりなどを確認できることも大きなメリットです。
特に初めての場所では、水深を把握できるだけでも安心感があります。
これは最初は安いものと思わず、GPSで地図付きを買っておくと後々後悔しません。
個人的には専用バッテリーを搭載できるHONDEXのPS-611CN2がおすすめです。
→【ゴムボート釣りにおすすめの魚探】
バッテリー
魚探を使用する場合は、魚探用のバッテリーも忘れないようにします。
また電動リールを使用する方は電動リールのバッテリーを忘れないようにしましょう。
私もそうですが、ゴムボート釣りは関連する道具が多いため、「魚探は持ってきたのにバッテリーがない」という忘れ方をすることがあります。
アンカー・アンカーロープ
アンカーを使用するのであれば、アンカーロープもセットで準備します。
ただし、アンカーは単に海へ落とせばいいものではありません。
水深・潮流・風・ロープの長さ・回収方法などを考えて使用する必要があります。
魚締めBOX
これは私自身の失敗から、最初から準備するようになった物です。
魚がボート内で暴れると、鋭いヒレなどによってチューブやエアフロアを傷付ける可能性があります。
私自身、実際に魚のヒレでゴムボートへ穴を開けた経験があります。
そのため現在は、タモ網で取り込む → 魚締めBOXへ入れるという流れにしています。
クーラーBOX
釣った魚や飲み物などを入れておくために、クーラーBOXも準備します。
ただし、ゴムボートでは積載スペースに限りがあります。
大きければいいというわけではなく、自分のボートサイズ・釣る魚・釣行時間に合った大きさを選ぶことが大切です。
ロッド・リール(落下防止コードなど)
当然ですが、釣りをするためのロッドとリールも忘れないようにします。
そしてゴムボートでは、落水対策も考えておきたいところです。
私自身はワイヤーコードやスパイラルコードなどを使って、ロッドとボート側をつないでおく方法をおすすめします。
高価なロッドやリールが一瞬で海へ沈んでしまわないよう、ロッドホルダー+落下防止コードをセットで考えておくと安心です。
→【ロッド落下防止におすすめのスパイラルコード】
釣り道具(ナイフ・プライヤーなど)
ルアーや仕掛けだけでなく、ナイフやプライヤーなども準備します。
特にナイフは魚を締めるためだけではありません。
例えば船外機のプロペラへ釣り糸やロープなどが絡んだ場合、切断するために必要になることがあります。
必要な時にすぐ使える場所へ、安全に収納しておきます。
タモ網
結構忘れがちになる道具です。ゴムボート釣りは絶対あった方が良いです。
以前、「このサイズなら抜き上げられるだろう」
と思って魚を抜き上げ、ボート内へ落としてしまい、ボート内側のチューブに穴を空けたことがあります。
魚のヒレは思っている以上に鋭いものがあります。
抜き上げられそうなサイズでも横着せず、できるだけタモ網を使った方が安心です。
再乗艇用の道具
これは安全面で考えておいてほしい物です。
「もし海へ落ちたら、自力でボートへ戻れるだろうか?」
ゴムボートは水面から近いため簡単に上がれそうに見えますが、水中から自分の体を持ち上げるのは想像以上に大変です。
私自身、川でラフティングをした時に水中から上がる経験をしました。
体力には比較的自信がありましたが、それでも手伝ってもらわなければ結構厳しいものがありました。
まして海では、服が濡れ、波があり、落水したことで体力を消耗している可能性もあります。
そのため、再乗艇用ラダーなど足を掛けられる物を準備する方法があります。
ロープなどで足掛かりを作る場合も、ただ付けるだけではなく、水中から手が届くか・体重を掛けられるか・実際に登れるかまで確認しておくことが大切です。
できれば安全を確保できる環境で、実際に自分のボートへ再乗艇できるか確認しておきたいところです。
荷物固定用のゴム紐
ゴムボートは波や風によって揺れます。
荷物を置いているだけでは移動したり、場合によっては海へ落ちたりする可能性があります。
ゴム紐やコードなどを使い、必要な荷物を固定できるようにしておくと安心です。
ボート用の椅子・クッション
ゴムボートでは長時間座った状態で釣りをすることが多く、とにかくお尻が痛くなります。
一見すると必需品には思えないかもしれませんが、ボート用の椅子やクッションがあるだけでも長時間の釣りがかなり楽になります。
個人的には最初から準備しておきたいアイテムです。
身の回り・片付け用品
最後は、身につける物や釣行後の片付けなどに使う物です。
携帯電話・防水ケース
海上で何かあった時の連絡手段として、携帯電話は重要です。
ただしゴムボートでは、波しぶき・雨・落水などによって濡れる可能性があります。
そのため私は、「携帯電話+防水ケース」で1セット
として考えています。
荷物の奥へ入れてしまうのではなく、緊急時にすぐ使える状態にしておくことも大切です。
最近では100円ショップなどでも防水ケースが販売されています。
長ぐつ・サンダル
ゴムボートを出したり戻したりする時には、水の中へ入ることがあります。
そこで便利なのが長ぐつです。
私は特に、太もも付近までカバーできる長めのタイプが使いやすいと思っています。
夏場なら、濡れても問題ないサンダルでもいいと思います。
ただし海辺は、海藻・濡れた岩・コンクリートなどで滑りやすい場所があります。
どちらを使用する場合でも、「滑りにくい底面であること」を重視して選ぶことをおすすめします。
ウェーダーについては落水時のことも考える必要があるため、別記事で詳しく紹介します。
偏光グラス
偏光グラスは、水面の反射を抑えて海面や浅場の状況を確認しやすくしてくれます。
サイトフィッシングだけでなく、岸への接岸時に海底にある岩などに接触しないようしっかり目視するための必需品です。
また、強い日差しや飛んできた釣り針などから目を守る意味でも役立ちます。
タオル
地味ですが、実際の釣行ではかなり使います。
濡れた手を拭く、魚を触った後に使う、ボートや道具の水分を拭き取るなど用途は様々です。
何枚か積んでおくと便利です。
ライト
日の出に合わせて出航する場合、まだ暗いうちからボートを準備することがあります。
その場合はライトも忘れないようにします。
ゴムボートの準備では両手を使うことが多いため、個人的にはヘッドライトタイプと、投光器のような全体を照らせる二種類あると便利が良いと思います。
基本的には車のバックドアにライトを吊り下げてゴムボートを準備しながら、必要に応じてヘッドライトも使用しています。
水タンク(水)
出航場所には水道がないことも多いため、私は20L程度の水タンクを準備しています。
手を洗う、魚の血を流す、釣具やボートについた海水を流すなど用途はたくさんあります。
その場である程度汚れや塩分を落としておくだけでも、帰ってからの片付けが楽になります。
ちなみに電動の高圧洗浄機あるとゴムボートの洗浄に便利ですよ。
折りたたみバケツなど
バケツが一つあると、水を汲んだり、道具を洗ったりと色々使えます。
船外機によっては洗浄時に使用することもあります。
ただ、普通の大きなバケツはゴムボート釣りでは結構かさばります。
そのため、用途によっては折りたたみ式のバケツを使うと荷物をコンパクトにできます。
なお、船外機の洗浄方法は機種によって異なるため、取扱説明書に従ってください。
レインコート
海では出航時に晴れていても、途中で天候が変わることがあります。
雨に濡れると体温を奪われるだけでなく、釣りそのものもかなり辛くなります。
そのため私は、天気予報が晴れでもコンパクトなレインコートやレインウェアを積んでおくと安心だと思います。
ただし、雷や荒天が予想される時に、「レインコートがあるから大丈夫」という意味ではありません。
天候が怪しい場合は出航しない、出航後に悪化しそうなら早めに帰ることを優先します。
出航にむけての準備
ここまでで道具の準備はできました。
しかし、「全部揃ったから、さっそく海へ出よう!」というわけにはいきません。
まずはミニボートのルールを知る
まずはやはり海上でのルールは知っておかないといけません。
是非出航前には一度この ミニボートの知識 を見て頂くことをおすすめします。
そして 海の「事件・事故」は118番に連絡 することを忘れないようにしておきましょう。
利用できる出航場所を確認しよう
準備も知識もOKとなったら「どこからゴムボートを出すのか?」です。
物理的にボートを下ろせそうだからといって、自由に利用できるとは限りません。
施設や地域によってルールも違います。
必ず利用可能な場所なのかを確認し、地域の方や他の利用者に迷惑がかからないよう注意が必要です。
満潮時だけを見て判断しない

出航場所を見る時に重要なのが、潮の満ち引きです。
満潮時にはきれいな砂浜でも、潮が引くと水中に隠れていた岩や貝殻などが出てくることがあります。
鋭い岩や貝はゴムボートを傷つける原因にもなります。
できれば、満潮時だけではなく、潮が引いた状態も確認しておくことをおすすめします。
小潮では大丈夫でも大潮では全然違う
私自身が経験ですが、普段、小潮では問題なく利用できていた場所でも、大潮の干潮になると状況が全く違いました。
釣りから帰ってきて、「これ、ボートを上げられないぞ……」となったことがあります。
確認するのは出航時間の潮位だけではありません。
帰着予定時間の潮位まで確認する。
これが重要です。
スロープも途中で終わっていることがある
満潮時には分からなくても、大潮の干潮になるとコンクリートスロープが途中で終わり、その先が泥や大きな段差になっている場合があります。
こうなるとボートを上げるのが非常に大変です。場合によっては、潮が満ちてくるまで待つことになります。
出航場所は、「ボートを出せる場所」ではなく「安全に出して、安全に帰って来られる場所」という視点で確認しておくことが大切だと思います。
駐車場所も確認しておこう

出航場所とセットで確認しておきたいのが駐車場所です。
無料で利用できる場所もあれば、1回数百円程度、年会費を支払って利用する場所など様々です。
私も最初は、「できるだけお金をかけずにゴムボート釣りを楽しみたい」
と思っていました。もちろん無料で安心して利用できれば一番です。
ただ最近は、料金を支払ってでも安心して車を停められる環境には十分価値があると感じています。
料金だけではなく、安心して駐車できるか、周囲に迷惑をかけないかまで考えて選びたいところです。
出航前の確認事項
特に天候はとても大切です。
海は天気も変わりやすく危険ですので、事前にしっかり確認することはもちろん、現地でも怪しいと思ったら無理をしないことが大切です。
無料おすすめ天気予報
テレビでの天気予報ではかなりアバウトなので、無料版でも結構使えるサイト 海天気.JP での確認をおすすめします
波・風・雷を確認してから出航する

当日は、「晴れているから大丈夫」だけでは判断しません。
私が特に確認しているのが、波・風・雷です。
特に風と波高の出航判断は
出航判断
波高20cm以下・風速4m/s以下
を一つの目安にしています。
ただし、「この数字以下なら必ず安全」という意味ではありません。
風向き、場所、潮流、天候の変化などによって状況は変わります。
ここに注意
少しでも不安を感じたら出ない
出航してからでも怪しいと思ったら早めに戻る
私はこれを基本にしています。
特に雷には注意する

個人的に海上で特に怖いと思っているのが雷です。
ゴムボートでは、雷が近づいてきてもすぐ安全な建物へ避難することができません。
雷予報が出ている時は無理をして出航しない。
また夏場など、遠くで積乱雲が大きく発達している時も注意しています。
「まだ遠いから大丈夫だろう」ではなく、怪しいと思ったら早めに戻る。
冬から春先は低水温にも注意
もう一つ、季節によって注意したいのが冬から春先にかけての低水温です。
私の場合、特に1月から4月頃のゴムボート釣りでは、落水した時のことまで考えて出航する必要があると思っています。
冷たい海へ突然落水すると、呼吸が乱れる冷水ショックが起こったり、その後、手足の感覚や筋力が低下して自力でボートへ戻るのが難しくなることがあります。
そのため、「岸から近いから泳げば大丈夫」という考えは、特に低水温の時期には危険だと思います。
冬場はライフジャケットに加えて、ドライスーツなど低水温を意識した装備も検討したいところです。
また、「落水したら自力でボートへ戻れるか?」ということも事前に考えておく必要があります。
潮位・日の出・日没を確認する
潮位については、出航時だけでなく帰着予定時間まで確認します。
また、意外に見落としやすいのが日の出・日没です。
特に10月や11月など釣りやすい時期は、「もう少しだけ……」
と長く釣りをしてしまいがちです。
しかしゴムボート釣りは、岸へ戻ったら終了ではありません。
ボートを上げ、船外機を降ろし、釣具を片付け、ボートを収納する時間も必要です。
そのため、日没時間から逆算して、余裕を持った帰着時間を決めることも大切です。
また、日の出前から準備する場合はライトも忘れないようにしましょう。
家族や友人へ出航場所と帰着予定時間を伝えておく
出航前には、
これ大切
どこから出航するのか
何時頃帰ってくる予定なのか
を家族や友人などへ伝えておくことも大切です。
予定より大幅に遅れる場合は連絡を入れる。万が一の時に、自分以外の誰かが予定を知っている状態を作っておきます。
「出航前チェックリスト」で確認する
ゴムボート釣りは、とにかく持って行くものが多いです。
- 「魚探は持ってきたのにバッテリーがない」
- 「船外機はあるのに燃料を忘れた」
- 「交換用プラグはあるのにプラグレンチがない」
- 「ロッドは持ってきたのにタモ網を忘れた」
など、一つ忘れただけで困ってしまうものがあります。
そこで準備リストとは別に、道具の忘れ物+当日の安全確認を一つのチェックリストで確認します。
例えば、波・風・雷・潮位・日の出・日没・帰着予定時間・水温・燃料・携帯電話・ライフジャケット・船外機・釣具などです。
冬場なら、低水温への装備は十分か?も確認します。
まとめ|安全に出航して、安全に帰ってくることが一番
ゴムボート釣りを始めようと思うと、
- 「どのボートを買おう?」
- 「どの船外機にしよう?」
- 「どの魚探がいい?」
と、どうしても道具選びに目が行きます。もちろん私もそうでした。
しかし実際にゴムボート釣りを続けてみると、それと同じくらい重要なのが、安全に出航して安全に帰ってくるための準備だと感じています。
安全意識
必要な道具を準備する。
利用できる出航場所を確認する。
帰って来た時にもボートを上げられるか確認する。
波・風・雷・潮位を確認する。
冬なら水温まで考える。
落水したらどうやってボートへ戻るのかも考えておく。
そして、「今日は危ないかもしれない」と思ったら出ない。
出航した後でも、「ちょっと怪しいな」と思ったら早めに帰る。
魚はいつでも釣れるが命は一つ
私自身、ゴムボート釣りを始めてから失敗もたくさん経験してきました。
だからこそ、この「ゴムボート釣りスタイルプラス」では、実際に使って分かったことだけでなく、失敗したことも含めて、ゴムボート・船外機・装備・メンテナンス・トラブル対策などを紹介していきたいと思っています。
この記事ですべてを詳しく説明するのではなく、「ゴムボート釣りで分からないことがあったら、まずこの記事へ戻ってくる」
そんなゴムボート釣りの入口として使ってもらえれば嬉しいです。そして何より、安全に出航して安全に帰ってくる。
これを一番に考えながら、ゴムボート釣りを楽しめると良いですね。















